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『弁護士 灰島秀樹』  鳴り響く‘HAIJIMAX’! 踊るレジェンドドラマ最新作。



出演■八嶋智人、吹越満、野村宏伸、長井秀和、石田ゆり子、真矢みき、伊東四朗  他・・・

監督■小林大策 (『容疑者・室井慎次』助監督)

脚本■君塚良一





<ストーリー>

 灰島(八嶋智人)は政治家や有名人の公判で勝利を収めてきた弁護士。国が計画する海洋博覧会の開催に反対する住民から国を相手取った訴訟の弁護を頼まれる。報酬が低く断る灰島。一方、IT企業の社長(長井秀和)は博覧会の土地にテーマパークを建てるため、灰島を使い博覧会を中止させようとする。

SANSPO.COM 芸能 9/02 http://www.sanspo.com/geino/top/gt200609/gt20060   より引用。)





 

 本当は『容疑者 室井慎次』のネタばれ編を書く予定でしたが先にこちらを。



 次のスピンオフが灰島と知ったときは「え!?何で!?」と驚きました。


 『容疑者 室井慎次』で言わば‘悪役’だったキャラクターが主人公になるとは思いもしませんでした。次にスピンオフをやるならば沖田か新城かなと思っていただけにビックリ。  


 じつは灰島秀樹というキャラクターは『容疑者 室井慎次』ではそんなに好きなキャラクターではありませんでした。踊るに登場するキャラクターのほとんどが好きなのですが、どうも灰島は・・・。室井さんを追い詰めたということが直接的な理由ではなく、灰島というキャラクターの描写が中途半端に思えたのが要因でしょうか。


  しかし、今回の『弁護士 灰島秀樹』は予想外!結論から言うと・・・面白かった・・。


 映画では十分に描かれていなかった灰島秀樹という男の姿がよく描かれていたのが‘面白かった’という感想につながったのだと思います。  灰島の生い立ちは『容疑者 室井慎次』の劇中では語られず(まぁ主役じゃないから仕方がないのですが。)のパンフレットに書かれているだけ。灰島がなぜ‘訴訟パラノイア’と言われるようになったのかや、その少し変わった性格(子供っぽい、ゲーム大好き、切れやすい等)が形成された理由などが映画を見ただけではよく分からなかったので灰島という人物の魅力が十分伝わらなかった。  


 スピンオフドラマ『弁護士 灰島秀樹』ではそれらがしっかりと描かれていたので、灰島の人物像に‘厚み’が増し、映画よりも魅力あるキャラクターとして描かれていました。「こんなに魅力があったのね」と思うほど。  


 灰島が主役ということなので最初から最後まで‘灰島色’を感じるつくりになっていました。というのも灰島=ゲーム。・・・そうゲームっぽさを感じさせる演出が良かった。


 ラストの展開、エンドロールにいたるまでゲームっぽさがある。この‘ゲームっぽさ’によって作品全体がテンポよく、その中に踊るシリーズ特有の‘笑い’と‘感動’を入れているあたりに好感持ちました。灰島の心情の変化もうまく描かれていたと思います。ブランコのシーンを入れたのが良かったですね。あのシーンに全てが集約されていたような気がします。  


 ラストもまさに灰島らしい。‘その名の通り’でしたね。 


 また灰島の部下たちも『容疑者 室井慎次』の時よりも数倍魅力的に見えました。特に‘クールビューティー’河野脇子!こんなに面白いキャラだったとは意外でした(笑)。  


 踊るレジェンドはドラマのほうが面白い気が・・・・  


 踊るシリーズ特有といえばリンクですが、今回はとんでもないリンクがありましたね~ピンクサファイアと来たか!!(笑)凄いファンサービス(笑)。  沖田管理官が登場したのも嬉しかったですね。室井さんも登場すると聞いていたのでちょっと期待していたのですが登場しなかったのは残念。まぁ沖田管理官の立ち飲みが見られたので良しとしますか(笑)。    



 それにしても音楽がよかったですね。特に灰島のテーマ「HAIJIMAX」最高です!『容疑者 室井慎次』ではほんの少ししかかからなかったので、今回はたくさん使われて大満足。そういえばテーマが作られるキャラクターは大体スピンオフが作られますね。そう考えると新城もテーマがあるので・・・怪しい気がしないでもないですね。というか見たいですね~。







<参考サイト>

こちらフジテレビ  ←『弁護士 灰島秀樹』の詳しいストーリーはこちらのサイトに。



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『交渉人 真下正義』を完全ネタばれ大捜査!!

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地上波初放送からかなり経ち、今更ですが以前は書かなかった『交渉人 真下正義』について完全ネタばれで書きたいと思います!大捜査というオーバーな記事タイトルですが・・そんなに‘捜査’していません(笑;)


 ネタばれなしのレビューはこちら→  『交渉人 真下正義』  踊るスピンオフ第一弾!! ?


 


 真下正義・・・・ドラマでは「先輩~」と青島のことを呼ぶなど憎めないキャラクター。父親が第一方面本部長、東大卒のキャリア。ドラマではいい味出していました。結構好きなキャラです。

特に第10話は良かった。そんな真下が主役になってしまったのが本作です。  


 踊るで一番成長したのが真下なのかなと思います。キャリアですからどんどん昇格していくのもありますが、精神的にも成長しているのが分かります。まあドラマ時代のキャラが好きなのでこれ以上‘成長’しなくてもいいかななんて思いますが・・。


 さて本題、『交渉人 真下正義』ですが踊る大捜査線スピンオフ第一弾として公開されました。真下が主役で周りのほとんどが新キャラクターにも拘らず、踊る色は失われていなかったと思います。それは踊るといえばリンク!このリンクがとても多かったことが踊るらしさを出せた一つの要因ではないかと思います。



 【リンク大捜査線!】


 全部書いたらきりがないので一部を紹介。

1・オープニングの汽笛の音。映画版踊るのオープニング(東宝マーク登場)には必ず出ています。因みにお決まりの空撮もオープニングクレジットでちゃんと登場。


2・葛西第二公園のシーンに踊るでは必ず出てくるボクサーとトレーナーが(笑)


3・交渉課準備室にはリンクがたくさんありました。和久さんから貰った盆栽まで・・・


4・冒頭のクリスマスの街のシーンでおもちゃ屋さんが出てきますが、そこには湾岸くんや本広監督作品『スペーストラベラーズ』に登場したクマのぬいぐるみが!(OD2にも出ていました。)サービス精神旺盛ですね(笑)。


5・TTRに修理にきたコンピューターメーカーが青島が以前勤めていた‘シンバシ・マイクロシステム’。こ・・細かい!


6・TTR、総合司令室の喫煙室には本広監督作品『サマータイム・マシーン・ブルース』に登場したギンギンDXの自販機。などもう探すのが難しいほどリンクだらけ。


7・司令室にケーキが届けられたり、ちらっとケーキ屋を紹介する番組が映ったりするが、これは『アンティーク 西洋骨董洋菓子店』とのリンク。『アンティーク』も本広監督が手がけていたんですよね。


8・指揮者として登場した西村雅彦氏もリンクだったりします。昔本広監督が手がけていた『マエストロ』という番組に指揮者として出演されていました(私は番組を実際に見てはいませんが(^^ゞ)。


9・説明するまでもなく・・緒方&森下が検問(笑)この二人はいつもいい味出してますね~


10・真下が指輪を落とすラストシーン。これは『OD2』のラストで青島が折角見つけた遺留品を落とすシーンとのリンク(?)。因みに本作で司令室にケーキを届にきた人物は『OD2』のラスト2登場する被疑者だったりします。 ・ ・とまだまだありますがこのへんで(笑)




 【で、犯人は誰?】


 さて、『交渉人 真下正義』ですが、やはり気になるのは犯人ですよね。映画館で見たときはあのラストにびっくり。「え!?犯人はわからないままで終わるの??」と・・・。

 『容疑者 室井慎次』で犯人がわかるんじゃないか言われていましたが(当時はそんな気にさせるプロモーションだったような。)、そうではありませんでした。予告を見ると灰島っぽさがあったので尚更そう思ってしまいましたね。では犯人は誰なのか?  


 犯人と思しき人物が挙がるがその人物は既にこの世にはいなかった。その後もラストで真下が捕まえると思いきや車は爆発炎上。犯人の死体も挙がらない(車も遠隔操作していたんですね。なんという知能犯・・・。)。  


 劇中にカラスが沢山、しかも印象的な登場をしていたのでカラス=C.A.R.A.S=交渉課準備室の誰かが犯人であると思ったりしましたが、このカラスの多様はそういった意味ではなく『パトレイバー』の影響。  


 『パトレイバー』は未見なので詳しいことは分かりませんが、本作は劇場版『パトレイバー』の影響を受けているようで(脚本を書いた十川氏はもともとアニメの脚本家ですし。踊る自体、かなりの影響を受けています。)すが、意図して似せているわけではないらしい。


 犯人は『激突!』を、ラストは『ジャッカルの日』を意識したそうで、まるっきり『パトレイバー』というわけではないようです。  


 これらの作品を意識した結果、犯人不明のまま終了したといえそうです。  また犯人が不明=代替可能。木島刑事の台詞に「これから、こんなことしでかす素人が出てくる」といったようなものがありましたが、今の世の中、凶悪犯罪を犯した者が捕まらなかったり、見当もつかないことが多い。犯人不明のまま終わるということにはそのような意味が内包されているようにも思えます。    


 しかし、犯人が不明のまま終わる最大の理由・・・それは続編への伏線でしょう(笑)


 続編を視野に入れてのラストにしたようなことを亀山Pは言ってますからね。 続編といえば『夫婦刑事』をやるなんてこと言っていましたね。‘‘結婚式後、真下と雪乃がのった旅客機が狙われる。その犯人が弾丸ライナー’’・・・・といった内容。本当にやる気なのかどうなのか(笑)犯人がわかるのならば是非やって欲しいです!

交渉人 真下正義@映画生活

テーマ : 踊る大捜査線
ジャンル : 映画

『ワールド・トレード・センター』  9・11・・・忘れてはならない悲劇。

¥3,134

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出演■ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マギー・ギレンホール、マリア・ベロ

監督■オリバー・ストーン






<ストーリー>

 2001年9月11日午前8時40分過ぎ、港湾局警察官のジョン・マクローリンは世界貿易センタービルに旅客機が激突したとの情報を得て、現場に急行する。想像を越えた惨事に立ち尽くす部下たちに声をかけ、マクローリンはビル内の人々を救出に向かうが、突如ビル全体が轟音と共に崩れ始め、12メートルの瓦礫の下で生き埋めに……。



2006年  アメリカ


(「映画生活 ワールド・トレード・センター特集」   より引用。)







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世界貿易センタービルへのテロ事件、崩壊したタワーの閉じ込められた港湾警察官の実話をもとに映画化した作品。

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2001年9月11日のその時、DVDを鑑賞し終わりTVをつけた。そこに映し出されているのは大きなビルから煙が上がっている映像―「また派手な映画を作ったものだな」とその時私は新作映画の予告編だと思っていた。しかし、よく見てみると画面上部に‘LIVE’の文字が・・・・まさかと思い、ほかのチャンネルをつけてみるとどこもこの惨劇を放送していてようやくこれが今、実際に起きていることであると理解した。

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 こんなことが起きるなんて、誰が思っていたであろうか。この日から世界が変わったとよく言われているが、確かにそうであると思うし、憎しみと悲劇の連鎖をこの目で確認した日でもあったと思う。

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 今年で同時多発テロから5年。このテロ事件を扱った映画が作られた。『ユナイテッド93』は残念ながら未見。そして本作『ワールド・トレード・センター』。映画が作られたと知ったときは「やはりな」というのが正直なところで、不謹慎であるが恐らくこのテロ事件を扱った映画が作られるのだろうなと思っていた。しかし映画化されることが悪いことではなく(その作品にもよると思いますが。)、この事件を風化させないためにも、何十年後、この事件を知らない者にも悲劇を伝えるためにも映画化されることは意義があるともう。

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 私は先に公開された『ユナイテッド93』は未見なので比較はできません(鑑賞された方は比較されるかと思います。)。なのでこの作品のみの感想となるのですが、こうした実話をもとにした作品の感想というものは難しいですね。

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 本作はWTCに残された人々を救うべく、タワー内に入っていった二人の港湾警察官、ジョン・マクローリンとウィル・ヒメノにスポットを当て、彼らの家族、彼らの救助に向かった人々を描いた作品。

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 普段と変わらない風景が広がる冒頭。それはあまりに‘普通’で静か、これから起きる惨劇を考えると普通に見ていられなくなった。そしてすぐにその悲劇が起きるが、ビルに飛行機が衝突する映像が出るわけではなく、大きな飛行機の影と地響きのみ。あくまでその当時の人々の視点で描いているといえる、「今何がおきたのか・・・・」と。

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 すぐに本部に呼び戻された警察官たちは現場に向かうが現場近くの光景に言葉を失う。このシーンで当時何が起きたか分からぬまま現場に向かっていたことがわかる。そして炎と煙に包まれるタワーと、逃げ惑う人々、降り注ぐ書類、粉塵と自分がその現場にいるような錯覚をおこす映像に恐ろしくなった。

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 詳しい状況がわからぬまま「助けなければ、助けたい」という思いでタワーに入っていくマクローリン達。しかし、人々を救助する前にタワーは崩壊し、彼らは瓦礫の下敷きに・・・・。予告編を見て彼らはある程度救助活動をした後に崩壊し、下敷きとなるものだと思っていたので、始まってすぐにマクローリン達が瓦礫の下となるとは意外で驚いた。

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 また崩壊したときに突然画面が暗くなり、音も「ブチッ」と切れる演出は実にうまいと思いました。そして「これ(テロ事件)が本当に映画であったらよかったのに・」・・と思い、悲しくなった。

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 彼らが瓦礫の下敷きとなってからは彼らと彼らの安否を気遣う家族たち、それに加え後半では救助に向かう人々のドラマが展開する。

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 この作品は政治的なものは感じられずヒューマンドラマとなっている‘絶望を作り出すのも人間であるが、希望を生み出すことができるのも人間である’ということを強く感じた。

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 ただ9・11を扱った作品と考えるとその重みというのか何かが足りない気がした。極限状況下の人間の心理や、希望を捨てなかった二人、互いを思いやる心、家族愛、自己犠牲などは非常によく描かれていただけにその点が残念なところ。

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 主演のニコラス・ケイジは以前から好きな俳優でしたが、やはりうまいですね。ほとんど身動きが取れない状況なのでその声で当時のマクローリンの心情を表現しています。彼は‘目で演技’することができる俳優であると思っているのですが、今回もその目の演技は健在。

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 ウィル・ヒメノ役のマイケル・ペーニャも好演。実際のウィルも如何なるときでもユーモアを忘れない人だそうですが、そういったところも上手く演じていたように思えました。

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 荘厳な音楽と崩壊するシーンなどによって‘9・11で活躍した警察官を描いた感動作’といった印象の予告編とは違った作品であると思いますのであの予告編を鵜呑みしないほうがいいのかもしれません。本作は泣かせようという演出もパニック映画のような描き方(CGを駆使するなど)がなかったことに好感が持てました。

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 もうこのような悲劇が二度と起こらなければいいと願うばかりですが、現実にはまだ‘悲劇’が続いている・・・・。この後アメリカがイラク戦争に踏み切ると考えてこの作品を見るとまた別の、複雑な感情が湧きました。




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ワールド・トレード・センター@映画生活

『危険な遊び』  純粋で残酷・・マコーレー・カルキン×イライジャ・ウッドのサスペンススリラー

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
危険な遊び

出演■マコーレー・カルキン、イライジャ・ウッド、デヴィッド・モース、ウエンデイ・クルーソ   


監督■ジョセフ・ルーベン





<ストーリー>

 母を失って叔父夫婦に預けられた少年マークは、いとこのヘンリーとすぐ仲良くなる。しかしいたずら好きのヘンリーは、危険な遊びも度を越していてマークは次第に彼に恐怖を感じるようになっていった。やがて彼が殺人を仕掛けているのではないかと疑い始めたマークは、周囲の大人達に言うが誰も本気で取り合ってはくれない。そして遂に彼の手はマークにも及んできた・・・・


1993年  アメリカ


(「allcinema ONLINE 」  より引用。)







  あのマコーレー・カルキンが『ホームアローン』とは全く違う役柄に挑み、まだ幼いイライジャ・ウッド(かわいいです!)と共演した作品。

 タイトル通り、マコーレー・カルキン扮するヘンリーが“危険な遊び”をするのですが、「危ないところに言ってはだめよ!」と言われるような所に友人といったりする等の‘危険な遊び’とは全くことなる‘遊び’・・・・。それは彼にとっては遊びかもしれない、しかしヘンリーがしている‘遊び’は犯罪行為なのです。



 浦沢直樹の漫画『MONSTER』(何度もこの漫画を出していますが・・・好きなんですよね~)を読んだことがある方はお分かりになると思いますが、このヘンリーは『MONSTER』のヨハンに似ています。『MONSTER』、実写でハリウッドリメイクされるそうですが、この頃のカルキン君だったらぴったりではないかと思うほど。



 外見は可愛らしく純粋である子供。その純粋さの中に併せ持つ残酷さがヘンリーのなかで大きくなり、次第にエスカレートして行く様が恐ろしく、主人公マークの純粋さを持つ視点から描かれているので、いとこである少年ヘンリーの秘めた残虐性や異様な感情などが主人公と同様に伝わります。


 この作品は少年の内に秘めた残虐性、心の闇を描き、その少年に関わった主人公(イライジャ・ウッド演じる)と家族(主に母親)の葛藤が描かれた作品。


 心理的な恐怖をじわじわと与えて来ます。マコーレー・カルキン扮する少年ヘンリーは今日の少年犯罪を観ているかのようなリアルさがあり、怖いというか、複雑な心境になります。



 この作品は子役が主役なので軽視されてしまうかもしれませんが、内容は濃く、深いです。そして衝撃的。ラストの衝撃度といったら・・・・

 かなり前に見たにも関わらずラストは鮮明に覚えいています。


 残虐性を秘めた少年をマコーレー・カルキンが好演。表情でその心理描写を見事に表していました・・・怖いですよ・・・(^^;)。当時『ホーム・アローン』のかわいらしいイメージしかなかったので驚きましたが、こちらの方が嵌っているかも。

 因みに、ヘンリーには妹がいるのですが、その妹を演じたのはマコーレー・カルキンの実の妹。



 またイライジャ・ウッドもあの大きな瞳がなんとも怯えているようで、少年に対する感情が伝わってきます。子役といえども立派な俳優です。

 

 子供時代のイライジャ・ウッドとマコーレ・カルキンのあどけなさがある少年の複雑な心理を描いたサスペンススリラー。



 地味なつくりの作品ですが非常に重く、そして考えさせられる。鑑賞後はその衝撃のラストであるが故に後味が悪いので鑑賞の際は覚悟してください。(とちょっとオーバーですが・・(^^ゞ)





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危険な遊び@映画生活

『レディ・イン・ザ・ウォーター』   水が紡ぐ御伽噺。M・ナイト・シャマラン監督の‘夢現’な世界

ワーナー・ホーム・ビデオ
レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版


出演■ポール・ジアマッティー、ブライス・ダラス・ハワード、フレディ・ロドリゲス、ジェフリー・ライトボブ・バラバン、フレディ・ロドリゲス?

監督■M・ナイト・シャマラン





<ストーリー>

 とあるアパート“コーブ”荘。そこで暮らすクリーブランド・ヒープは、アパートの設備の修理などを繰り返す静かな日々を送っていた。しかし、そんなある日、彼はプールの地下水路に棲む謎の美少女・ストーリーと出会う。彼女がおとぎ話に出てくる精霊(ニンフ)のような存在、“ナーフ”だと発見したクリーブランドは……。



2006年  アメリカ


(「映画生活 レディー・イン・ザ・ウォーター特集 」  より引用)






 M・ナイト・シャマラン監督の作品は何かと期待される。それは『シックス・センス』の成功が大きく、観客はあの衝撃と感動を期待してしまうのである。それがゆえに監督の新作を観てがっかりし、その‘がっかり’が心を占める割合が大きいものになる。


 監督の作品は大体観ています(というか観ている人のほうが多いような気がします。)。


 ・『シックス・センスホラーだと観ていたが、あの感動的で、衝撃的な‘どん返し’のラストはやはり素晴らしい。ハーレイ・ジョエル・オスメントが話題に。


 ・アンブレイカブル』『シックス・センス』が気に入ったのでとても期待していましたがイマイチ・・・・。

鏡が割れた時、友人にその割れた鏡を見せ「アンブレイカブル!アンブレイカブル!」と分かる人にしか通じないギャグまがいなことをしていた記憶のほうが映画の感想よりも印象に残っています(笑)


 ・『サイン』まだ『シックス・センス』の面白さよ再び!と思い、予告編の上手さもあって期待して観賞。宇宙人が見えすぎで萎える。そしてこの頃から監督の露出も多くなり始める気が・・・・。



 ・『ヴィレッジ』予告編は怖そうだし、今回のは面白そうだと思ったのですが未見。


 ・・・と『シックス・センス』以来、私の期待は裏切られっぱなし・・・(^^ゞ。

「M・ナイト・シャマラン監督の作品はノレルかノレないか、好き嫌いが分かれるものである。」ということを前提に、そしてあまり期待せず監督の新作『レディ・イン・ザ・ウォーター』を観賞しました。


 結論からいうと、本作も賛否両論ですし、どちらかといえば「否」のほうが多いようですが私は良かったと思います。


 予告編を観て「水から出てきた謎の女が人類滅亡の危機を知らせに来て、その人類滅亡をそしすべく、重要な役割をする人を探し出す・・。」という話だと勝手に思っていましたが全く違いました(笑)


 本作は予告編を観るとホラーっぽく見えますが全く違います。これはファンタジーです。そして監督といえば‘どんでん返し’ですが、本作には‘どんでん返し’はありません



 ストーリー登場までの前置きが長くなかったのは好感持てるのですが、そのあとの展開はそれほどテンポが良くなく、人によっては退屈してしまうかもしれません。彼女にまつわる‘謎’も簡単に解けてしまうのでそこが物足りなさを感じてしまいます。


 また今までの作品では「ウォーリーを探せ(古っ)」ではなく「シャマラン監督を探せ!」といった具合に少ししか監督自身が出演していませんでしたが本作は違います・・・・出すぎです!もう本当は主人公なんじゃないかと思うほど。しかもどこか演技が上手くなっているようにも思えます(笑)パンフレットに「でしゃばり」とまで書かれてしまっています・・・(~_~;)あそこまで監督自身が出てしまうとね・・・



 まぁここまでだと私の評価は低いように思えるでしょう。最初に「結構良い」と言いながら「テンポが悪い」だの、「物足りない」など言ってますからね。では何故良いと思ったのか。


 本作の舞台である主人公・クリーブラントが管理するアパートには様々な国の人間が生活し、とても個性的な住人ばかり。このアパート自体が「世界、地球」になっているのです。アメリカになっているとも捉えることができますが(パンフにはアメリカと書いてあります)、わたしは「地球」かなと思いました。


 毎日毎日同じことの繰り返しでどこか心に虚無感があったり、心に傷を負っていたり、自分に自信がもてなかったり、悩みを抱いていたり・・・・・・そんな個性的だけれどどこにでもいそうな人々が主人公。彼らはあることがきっかけで変わるのです。それは水の精‘ストーリー’との出会い。


 ストーリーを救う力を持つ「記号論者」「守護者」「治癒者」「職人」といった使命を持つ人達をクリーブラントは探すが、彼らは「その能力を自覚していない」というから探し出すのが大変。この「能力を自覚していない」ことは、ストーリーも同じ。


 つまり誰にでも秀でた能力、‘良いところ’はあるし、誰かに必要とされている。目的をもつことの大切さを感じる。


 ‘ストーリー(水の精)によって彼らの人生(ストーリー)は‘‘変革’’し、希望が生まれる’。


 変わり者の住人の一人はいつも部屋にこもりTVを見ている。TVに映し出されているのは戦争。そして彼はいう「人間は救うに値するものか」―その答えは本作のラストに描かれているといっていい(その後にクリーブラントが答えているが。)。様々な国、考えを持った人々が一つになって‘希望’を生み出すことと、作品の随所に出てくるTVに映る戦争の対比は上手いと思うし、実はこの作品一見特に深いようではないが実は深い作品なのではと思いました。


 水の精の名前もポイントでしょう。水は癒しと再生・・・「生と死」を連想させるものであり、そんな水の精霊が「ストーリー」という名を持ち住人たちを変えていくというのも水が持つ力「再生」なのかなと思いました。ストーリーの他にも主人公の名前が「断崖絶壁」なのもポイントですね。



 本作は監督が子供に聞かせていたという話が基であるので従来の作品とはまったく異なる世界観であり、新感覚の「御伽噺」。

私はこういったテイスト嫌いじゃないです。劇中に登場するクリーチャーは『サイン』の宇宙人とは違い、特に違和感を感じませんでしたし、たとえテンポが悪くても終始作品の世界に入り込めました。



 この作品、評価真っ二つになるような気がします。というか・・・評判悪いですよね・・・^^;

多分、本作をここまで好評価しているのは私だけではないのかと思うほどです、泣きましたし(笑)・・・深読みが好きなのもありますが(笑;)





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レディ・イン・ザ・ウォーター@映画生活


プロフィール

るい

Author:るい
【好きな俳優】
堺雅人、堤真一(特にこの二人が好き!)、大沢たかお、織田裕二、天海祐希、深津絵里

【舞台】
劇団☆新感線に嵌まってます!
ここ最近毎月観劇。

観劇予定: 時計仕掛けのオレンジ / テンペスト / シェイプオブシングス / NODA MAP・南へ / 劇団新感線・港町純情オセロ 


【映画】
洋画、邦画、韓国、香港とジャンル問わず何でも観てます。
最近は邦画鑑賞率高いです。


【ドラマ】
踊る大捜査線のファンでNW捜査員。

SP-警視庁警備部警護課第四係-が心底好き。


【小説】
佐々木譲、今野敏、貫井徳郎、雫井脩介、横山秀雄、海堂尊を好んで読みます。


■物凄いマイペースにやっているので不定期更新です。
なるべく観たものは全て感想を書きたいなと思っていますが
書かない or かなり時間が経ってから書くこともあります。

■映画、舞台、好きな俳優、ドラマの話が多めです。
感想はあくまで私個人のものなので「あ~この人はこう感じたんだ」程度に受け止めてください。



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