スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ロストメモリーズ』‘if・・’書き換えられた歴史。チャン・ドンゴン×仲村トオルのSFアクション

ワーナー・ホーム・ビデオ
ロスト・メモリーズ

出演■チャン・ドンゴン、仲村トオル、光石研、吉村美紀、今村昌平

監督■イ・シミョン






<ストーリー>

 1909年、ハルピンでの伊藤博文暗殺が未遂に終わった時、日韓の歴史は大きく捻じ曲げられた。日本は第二次大戦でアメリカと連合し、原爆はベルリンに投下。東アジアは日本の領土として併合され、2009年、ソウルは日本第三の都市として繁栄を極めていた。そんな折、武装集団による美術展襲撃テロが発生。犯人グループは“不令鮮人”と呼ばれる朝鮮独立の闘士たちだった。日本特殊捜査局に所属する日本人・西郷と朝鮮系日本人・坂本は、銃撃戦の末に事件を鎮圧するが、彼らが美術展を狙った動機について疑念を深めてゆく…。




2001年  日本・韓国

(「映画生活」 よ引用)





  ハルピンでの伊藤博文暗殺が失敗し、その結果日本の領土となった朝鮮半島が舞台。歴史の‘If’ものです。この発想は奇抜であるし、日韓の歴史を再認識する。こういった互いの歴史について、しかもSFタッチに描くという新鮮さと、映画にしてしまうというパワーはいいと思うのですが、結論かいうと期待とは裏腹の作品でした。



 というのもストーリー展開、アクションなどが中途半端に思えたのです。


 テロ鎮圧の描写など迫力あるアクションが続くのですが、アクションの派手さが映画の中では活きていおらず、今ひとつテンポが悪い。中盤までは「これは映画なの?」と思ってしまうほどで映画を見ているというよりもドラマを見ている感覚になりました。


 坂本(チャン・ドンゴン)と西郷(仲村トオル)が(・・・・二人の名前はやはり西郷隆盛と坂本竜馬から取ったのだろうか??)所属する日本特殊捜査局が通称「JBI」なのがなんだか「FBIの真似ですか(笑)」とパロディっぽく感じてしまいいまいち乗れず・・・(-_-;)


 この坂本と西郷の二人がテロ組織“不令鮮人”を追ううちに歴史に隠された真実を知ることになるのですが前半はサスペンスアクションといった具合にアクションが多く、二人の関係を描くのがメインといえテンポは悪いが楽しめました。


 ただ二人の人物描写、他の登場人物の心理描写が甘く感情移入が難しいのが残念。もう少し二人の心理を丁寧に描いていたならばラストがより深遠になったような気がしました。


  本作は序盤から中盤まではサスペンスアクション作品といえる作りになっているのですが、突然SFファンタジー色が強くなり、予想していなかった展開に驚く・・・「え?こういう話だったのか・・」と^^;


 しかしこのSFファンタジー展開になってからラストまではテンポがよくなり‘映画に戻った’といえ、前半では乗れなかったのですが中盤からラストまでは十分に楽しめ、乗れました。



 韓国では当時「売国映画か!?愛国映画か!?」との論議となったそうですが、う~ん・・・私は愛国映画ではないかと思いますね。ラストがまさにそういった印象をうけ、やはり近くて遠い国であるのだなと思いました。しかし、この作品が合作であるというのが意味があるような気がします。


 本作は日韓の歴史、韓国併合という重いテーマを扱っているのですが、歴史モノというよりも娯楽作品という見方が相応しい作品であると思いました。


 劇中の日本の描写は『パールハーバー』の日本軍会議シーンに通じるものがあったり、「FBI」ならぬ「JBI」が登場したりと突っ込みどころ満載になっていたり、日韓の書き換えられた歴史という奇抜な発想など面白くなる要素があったもののテンポが悪く活かし切れなかったのが残念。


 しかしクライマックスシーンでは手に汗握る異様な緊張感が漂い、そして日本人であるが故に複雑な心境になりました。このシーンの他にもところどころは良いので勿体無いですね。



 本作ではチャン・ドンゴンはじめ韓国の俳優たちが日本語の台詞が多いのが見所。チャン・ドンゴンの日本語は最初聞いた時チョット・・・と思ってしまいました(笑;)頑張っていましたが仕方ないですかね~(^^ゞ仲村トオルさんにテープに台詞を吹き込んでもらって日本語を勉強したそうです。


 因みに仲村トオルさんは韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞助演男優賞受賞しました。本作の仲村トオルさんの演技がよかったと思うので納得。








 にほんブログ村 映画ブログへ

?



ロスト・メモリーズ@映画生活


関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

1 ■こんばんは!

先日livedoorに文句言ったので、TBして頂けるようになりました!
この映画は、その設定にびっくり。オープニングの字、後戻しして、確認しましたyo。これで一気に引き込まれてしまった感じです。
娯楽映画としてみないと、ちょっと引っかかるところはありますよね。チャン・ドンゴンの日本語もイマイチだったし。
でもこの映画、かなり思い切ったストーリーで、おもしろかったです。

2 ■消化不良気味...

rainさん、こんばんは~!
こんな発想&題材を映画化できるのは、韓国ならではでしょうけど...
どうしても反日感情がむき出しになってるような気がして仕方有りませんでした。

なによりも全体的な中途半端さが、せっかくの面白い題材を壊してしまってますね。
“愛国映画”として作ったのはいいとしても、もう少し主人公2人の感情を深く掘り下げて欲しかったです。

どう考えても「勿体無い映画」だと思います^^;;

3 ■>猫姫さん

TBの件、猫姫さんのおかげだったんですね!有難うございます(^^)しかし全てのlivedoorblogに出来る様になってはいないみたいです・・アメブロ駄目ですね~


設定が奇抜でしたよね~原爆がベルリンに落ちるなど大胆な「if」にびっくりしました。

娯楽映画として観たほうが楽しめる作品でしたよね。突っ込みどころはありましたが(^^ゞ

ドンゴンの日本語は少々無理がありましたよね・・・

4 ■>makotoさん

「韓国らしい韓国映画」といった作品ですね。
反日感情剥き出しといえば『ユリョン』もその類ですが、本作はSFファンタジーのような作品だったので若干反日が前面には出ていない気もしました。ラストは別ですが・・・

設定は面白いのにすべてが中途半端でほんともったいない作品でしたよね(-_-;)

5 ■TBありがとうございます♪

オープニングはとってもよかったのですが、
その後はグダグダしていて、全然よくなかったです。
チャン・ドンゴンの日本語も、努力は感じますが、
シリアスなシーンでは、ちょっと浮いちゃってましたね(^_^;)

6 ■>奈緒子と次郎さん

そうなんですよね~最初は良かったのですが、次第にね…(^_^;)
ドンゴンの努力は評価します。しかしおっしゃる通りシリアスシーンは浮いた感がありましたよね(^^ゞ
プロフィール

るい

Author:るい
【好きな俳優】
堺雅人、堤真一(特にこの二人が好き!)、大沢たかお、織田裕二、天海祐希、深津絵里

【舞台】
劇団☆新感線に嵌まってます!
ここ最近毎月観劇。

観劇予定: 時計仕掛けのオレンジ / テンペスト / シェイプオブシングス / NODA MAP・南へ / 劇団新感線・港町純情オセロ 


【映画】
洋画、邦画、韓国、香港とジャンル問わず何でも観てます。
最近は邦画鑑賞率高いです。


【ドラマ】
踊る大捜査線のファンでNW捜査員。

SP-警視庁警備部警護課第四係-が心底好き。


【小説】
佐々木譲、今野敏、貫井徳郎、雫井脩介、横山秀雄、海堂尊を好んで読みます。


■物凄いマイペースにやっているので不定期更新です。
なるべく観たものは全て感想を書きたいなと思っていますが
書かない or かなり時間が経ってから書くこともあります。

■映画、舞台、好きな俳優、ドラマの話が多めです。
感想はあくまで私個人のものなので「あ~この人はこう感じたんだ」程度に受け止めてください。



■TB、コメントお気軽に♪
(但し記事内容と関係のない物等はこちらの判断で削除させて頂きます。)
※コメントは承認制です。


※引っ越し前の記事にあるブログ内リンクは旧ブログのものです。(ランキング含)現在修正中の為リンク先には飛べません。
(旧blog⇒enjoy! MOVIE LIFE)

カテゴリ
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
join
リンク
RSSリンクの表示
favorite
「踊る大捜査線THE MOVIE3」2010年7月3日公開!



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。