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『ワールド・トレード・センター』  9・11・・・忘れてはならない悲劇。

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出演■ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マギー・ギレンホール、マリア・ベロ

監督■オリバー・ストーン






<ストーリー>

 2001年9月11日午前8時40分過ぎ、港湾局警察官のジョン・マクローリンは世界貿易センタービルに旅客機が激突したとの情報を得て、現場に急行する。想像を越えた惨事に立ち尽くす部下たちに声をかけ、マクローリンはビル内の人々を救出に向かうが、突如ビル全体が轟音と共に崩れ始め、12メートルの瓦礫の下で生き埋めに……。



2006年  アメリカ


(「映画生活 ワールド・トレード・センター特集」   より引用。)







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世界貿易センタービルへのテロ事件、崩壊したタワーの閉じ込められた港湾警察官の実話をもとに映画化した作品。

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2001年9月11日のその時、DVDを鑑賞し終わりTVをつけた。そこに映し出されているのは大きなビルから煙が上がっている映像―「また派手な映画を作ったものだな」とその時私は新作映画の予告編だと思っていた。しかし、よく見てみると画面上部に‘LIVE’の文字が・・・・まさかと思い、ほかのチャンネルをつけてみるとどこもこの惨劇を放送していてようやくこれが今、実際に起きていることであると理解した。

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 こんなことが起きるなんて、誰が思っていたであろうか。この日から世界が変わったとよく言われているが、確かにそうであると思うし、憎しみと悲劇の連鎖をこの目で確認した日でもあったと思う。

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 今年で同時多発テロから5年。このテロ事件を扱った映画が作られた。『ユナイテッド93』は残念ながら未見。そして本作『ワールド・トレード・センター』。映画が作られたと知ったときは「やはりな」というのが正直なところで、不謹慎であるが恐らくこのテロ事件を扱った映画が作られるのだろうなと思っていた。しかし映画化されることが悪いことではなく(その作品にもよると思いますが。)、この事件を風化させないためにも、何十年後、この事件を知らない者にも悲劇を伝えるためにも映画化されることは意義があるともう。

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 私は先に公開された『ユナイテッド93』は未見なので比較はできません(鑑賞された方は比較されるかと思います。)。なのでこの作品のみの感想となるのですが、こうした実話をもとにした作品の感想というものは難しいですね。

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 本作はWTCに残された人々を救うべく、タワー内に入っていった二人の港湾警察官、ジョン・マクローリンとウィル・ヒメノにスポットを当て、彼らの家族、彼らの救助に向かった人々を描いた作品。

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 普段と変わらない風景が広がる冒頭。それはあまりに‘普通’で静か、これから起きる惨劇を考えると普通に見ていられなくなった。そしてすぐにその悲劇が起きるが、ビルに飛行機が衝突する映像が出るわけではなく、大きな飛行機の影と地響きのみ。あくまでその当時の人々の視点で描いているといえる、「今何がおきたのか・・・・」と。

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 すぐに本部に呼び戻された警察官たちは現場に向かうが現場近くの光景に言葉を失う。このシーンで当時何が起きたか分からぬまま現場に向かっていたことがわかる。そして炎と煙に包まれるタワーと、逃げ惑う人々、降り注ぐ書類、粉塵と自分がその現場にいるような錯覚をおこす映像に恐ろしくなった。

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 詳しい状況がわからぬまま「助けなければ、助けたい」という思いでタワーに入っていくマクローリン達。しかし、人々を救助する前にタワーは崩壊し、彼らは瓦礫の下敷きに・・・・。予告編を見て彼らはある程度救助活動をした後に崩壊し、下敷きとなるものだと思っていたので、始まってすぐにマクローリン達が瓦礫の下となるとは意外で驚いた。

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 また崩壊したときに突然画面が暗くなり、音も「ブチッ」と切れる演出は実にうまいと思いました。そして「これ(テロ事件)が本当に映画であったらよかったのに・」・・と思い、悲しくなった。

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 彼らが瓦礫の下敷きとなってからは彼らと彼らの安否を気遣う家族たち、それに加え後半では救助に向かう人々のドラマが展開する。

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 この作品は政治的なものは感じられずヒューマンドラマとなっている‘絶望を作り出すのも人間であるが、希望を生み出すことができるのも人間である’ということを強く感じた。

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 ただ9・11を扱った作品と考えるとその重みというのか何かが足りない気がした。極限状況下の人間の心理や、希望を捨てなかった二人、互いを思いやる心、家族愛、自己犠牲などは非常によく描かれていただけにその点が残念なところ。

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 主演のニコラス・ケイジは以前から好きな俳優でしたが、やはりうまいですね。ほとんど身動きが取れない状況なのでその声で当時のマクローリンの心情を表現しています。彼は‘目で演技’することができる俳優であると思っているのですが、今回もその目の演技は健在。

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 ウィル・ヒメノ役のマイケル・ペーニャも好演。実際のウィルも如何なるときでもユーモアを忘れない人だそうですが、そういったところも上手く演じていたように思えました。

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 荘厳な音楽と崩壊するシーンなどによって‘9・11で活躍した警察官を描いた感動作’といった印象の予告編とは違った作品であると思いますのであの予告編を鵜呑みしないほうがいいのかもしれません。本作は泣かせようという演出もパニック映画のような描き方(CGを駆使するなど)がなかったことに好感が持てました。

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 もうこのような悲劇が二度と起こらなければいいと願うばかりですが、現実にはまだ‘悲劇’が続いている・・・・。この後アメリカがイラク戦争に踏み切ると考えてこの作品を見るとまた別の、複雑な感情が湧きました。




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ワールド・トレード・センター@映画生活
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コメント

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1 ■rainさん こんにちは!

「復讐」はどこまでいっても解決できない行為であるということ、この作品を観て改めて実感しました。
そして同時に、人間の醜さも見ましたが、人間の素晴らしさも感じられましたね。

2 ■>なぎささん

こんばんは!

監督作品には珍しく、そしてWTCを描いた作品なのに政治色がない、ある意味‘異色’の作品でしたが、それが逆によかったですね。
テロ行為に人間の悪を、救出や祈る人々に人間の善が現れ、人間というものの素晴らしさ、希望が感じられましたよね。

プロフィール

るい

Author:るい
【好きな俳優】
堺雅人、堤真一(特にこの二人が好き!)、大沢たかお、織田裕二、天海祐希、深津絵里

【舞台】
劇団☆新感線に嵌まってます!
ここ最近毎月観劇。

観劇予定: 時計仕掛けのオレンジ / テンペスト / シェイプオブシングス / NODA MAP・南へ / 劇団新感線・港町純情オセロ 


【映画】
洋画、邦画、韓国、香港とジャンル問わず何でも観てます。
最近は邦画鑑賞率高いです。


【ドラマ】
踊る大捜査線のファンでNW捜査員。

SP-警視庁警備部警護課第四係-が心底好き。


【小説】
佐々木譲、今野敏、貫井徳郎、雫井脩介、横山秀雄、海堂尊を好んで読みます。


■物凄いマイペースにやっているので不定期更新です。
なるべく観たものは全て感想を書きたいなと思っていますが
書かない or かなり時間が経ってから書くこともあります。

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