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『どろろ』   妖刀を腕に、荒野を旅する二人の‘どろろ’

どろろ(通常版) [DVD]どろろ(通常版) [DVD]
(2007/07/13)
柴咲コウ瑛太

商品詳細を見る
出演■妻夫木聡、柴崎コウ、瑛太、麻生久美子、杉本哲太、原田美枝子、原田芳雄、中井貴一  他・・・・・

監督■塩田明彦




<ストーリー>

 戦乱の世で天下統一の野望を抱く武将・醍醐景光は四十八体の魔物から強大な力を与えられるが、その見返りに生まれくる我が子を捧げた。やがて体の四十八ヶ所を奪われて生まれた赤子は捨てられ、呪医師・寿海の秘術によって救われる。身を守るため左腕に仕込まれた妖刀と同じ百鬼丸と名付けられた子どもは成長し、魔物を一匹倒すごとに体の部位が1つずつ戻る定めなのだと知る。魔物退治の旅に出た百鬼丸は野盗・どろろと出会う…。



2006年  日本   PG-12


(「映画生活 Gaga」  より引用。)






 また更新が遅くなってしまいました。時間が欲しいと思う今日この頃です・・・




 1967年に「少年サンデー」にて連載開始、TVアニメ化もされた手塚治虫の同名漫画の実写化。手塚治虫の漫画はブラックジャック、ブッダ、リボンの騎士、アドルフに告ぐを昔読んだことがありますが。手塚漫画は奥が深く、社会に向けたメッセージがあるんですよね。本作の原作である「どろろ」は未読なので映画と原作を比べる事は出来ませんが、恐らく原作と比べると映画はメッセージ性、深みがそれ程感じられないものである・・・と思ったのが正直な所なのですが、本作は娯楽作として観ると面白いと思います。



 冒頭、赤と黒のコントラストにセピアとノイズかかった映像。その映像のもと広がる夥しい兵士の骸。戦乱の世、天下を望む醍醐景光は48の魔物とある契約をする。それは天下を手にする力を魔物から与えられる代わりに、生まれてくるわが子の体を差し出すというものであった。いくら天下が欲しくても我が子を差し出せと言われたら拒否すると思うのですが、醍醐景光はこの条件を飲むわけです。戦乱の世に無力な子供は犠牲になるというのはこのシーンの他にも本作では出てきます。それほどまでに追い込まれしまう‘戦’というものの惨さを描こうと言う本作の意気込みと言いますか、想いが伝わります。


 20年後、魔物に捧げられた景光の子供は成長し自身の体を取り戻すべく、腕に秘めた「妖刀百鬼丸」で魔物を倒す旅にでる。舞台は冒頭から一変して街になり、獲物を狙うが如く身を潜めるどろろの視点から客を呼ぶ女、売られる子供などが映し出され、この作品の世界がいかに荒れ、混沌としているかが伝わる。


 この街での話しは色々と見所があります、どろろが‘狙った獲物’である男たちが劇団ひとりとインスタントジョンソン(笑)やけに存在感があってなんだか笑ってしまいましたが良い味出していました。



 またここで初めて百鬼丸の腕に仕込まれた妖刀が登場。蜘蛛との戦闘シーンは華麗で動きがカッコいい。妻夫木聡ってこんなにカッコよかったのか・・・!と思うほどカッコよく撮られています。また本作では何体かの魔物が登場するのですが、動きが速くて異様な体と、このヤシガニ蜘蛛が一番リアルに思えました。他の魔物はパンフレットに乗っているデザインはとても良いのですが、その映像化となるとやはり難しいようですね。



 体を取り戻すことことを目的としていた百鬼丸は最初は心がないように思える。しかし、どろろとの出会いが彼を変え、どろろによって‘笑顔’そして‘心’を取り戻したように思いました。‘どろろ’とは「人ではないもの」などの意味がある言葉で、それを「それ良い!貰った!」と自身の名前にしたどろろ。しかしこの‘どろろ’は百鬼丸の事でもあるんですよね。百鬼丸とどろろが抱えたモノはとても辛く悲しいものであり、二人はどこか通じるものがあるように思えます。



 体は‘偽物’の百鬼丸は存在証明として「体」を得たいと思っていた・・と思います。しかし体がたとえ‘偽物’でもどろろによって百鬼丸の存在は証明されたと言え、クライマックスシーンでの百鬼丸はストーリー序盤の百鬼丸とは異なる姿がありました。


 本作には差別問題や戦争といったテーマ、生きる強さや他者の存在が与えるモノ・・・あどが描かれていたと思います。しかし・・・原作で描かれていたことは(未読ですが)おそらくもっと深遠なテーマがあったと思うのですが、本作はストーリーの深さはさほど感じませんでした。スタイリッシュさを目指したような描写があったり、どちらかと言うとテーマの追求よりも娯楽性の方が強いかなと。深さを感じなかったからといってつまらないのか、という訳ではなく、最初に述べたように娯楽大作として観ると面白いです。

 

 またアクションシーンが多いのですが、はアクション監督が『HERO』『LOVERS』のチン・シウトンなのでワイヤーアクションを多様。『HERO』でも感じたのですが、空中戦のワイヤーアクションは不自然さが目立ってしまいどうも私は苦手です。本作のアクションはなかなか観ていて楽しく、カッコいいと思う反面、先述のように少し冷めてしまうモノがありました。本作はファンタジー要素が強いので、ワイヤーアクションを取り入れてもいいと思うのですが、一歩間違えるとあのワイヤーアクションは浮くなと思いました。


 本作はアクション・ファンタジー作品として観るには面白い作品であると思います。何より妻夫木聡が好きな人にはたまらないような気がします。彼のPVといっても過言ではないほどにカッコよく撮られていましたからね。


 映画の終わり方から続編があるだろうなと思っていましたが、やはり続編製作決定しましましたね。面白い要素は沢山あると思うので、次回に期待します。




どろろ@映画生活

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コメント

非公開コメント

1 ■初めまして

こんばんは!
どろろ、面白かったですよね♪
あのフィルムをかけたような独特の雰囲気がすごい良かったと思いますw

続編決定しましたね!
すごく楽しみです♪

2 ■う~ん

私は・・・・
ワイヤーとあの魔物のCG/VFXはちょっとな~と目をふさいでしまいそうに・・・・。特にトカゲがあ・・・・・世界で流すのかとおもうと・・
柴崎さんがとっても良い演技しているのでそれは必見ですねえ。百鬼丸のCGはよかったっす!

3 ■こんにちは♪

>本作は娯楽作として観ると面白いと思います。
そうですね、私は最初から娯楽作として観たので、結構楽しめました♪

でも、途中で魔物が急にチープな作りになっているところは残念。そこまではいいのに・・・。

主演の2人の演技は良かったと思います(^∇^)

4 ■初めまして!

私はよくビデオ屋さんで借りてみるんですが、どろろは人気で全部なかった(TT)早く見たいです。

5 ■無題

はじめまして,appleです。
ご挨拶が送れましたが,今回読者登録させていただきました☆
よろしくお願いします♪

6 ■シュリの感想書き終えましたよ!

こんばんわ!
やっとこさ、”シュリ”の感想をかけました!
やっぱりいつみてもこの映画は最高です!実に来て下さいね!

どろろは映画館で観ましたよ!ボクこれ9点つけました!かなり迫力ある映像で気に入ってます!
プロフィール

るい

Author:るい
【好きな俳優】
堺雅人、堤真一(特にこの二人が好き!)、大沢たかお、織田裕二、天海祐希、深津絵里

【舞台】
劇団☆新感線に嵌まってます!
ここ最近毎月観劇。

観劇予定: 時計仕掛けのオレンジ / テンペスト / シェイプオブシングス / NODA MAP・南へ / 劇団新感線・港町純情オセロ 


【映画】
洋画、邦画、韓国、香港とジャンル問わず何でも観てます。
最近は邦画鑑賞率高いです。


【ドラマ】
踊る大捜査線のファンでNW捜査員。

SP-警視庁警備部警護課第四係-が心底好き。


【小説】
佐々木譲、今野敏、貫井徳郎、雫井脩介、横山秀雄、海堂尊を好んで読みます。


■物凄いマイペースにやっているので不定期更新です。
なるべく観たものは全て感想を書きたいなと思っていますが
書かない or かなり時間が経ってから書くこともあります。

■映画、舞台、好きな俳優、ドラマの話が多めです。
感想はあくまで私個人のものなので「あ~この人はこう感じたんだ」程度に受け止めてください。



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