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『仄暗い水の底から』  悲しくも恐ろしい水の音・・

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バップ
仄暗い水の底から

出演■黒木瞳、菅野莉央、小日向文夫
監督■中田秀夫


<ストーリー>

離婚調停中の主人公は、親権を獲得する為、自立を目指し就職を決め、一人娘と共にマンションに引っ越す。その部屋に入居してから雨漏りや娘の奇行など不可解な事が相次ぎ・・・


2002年 日本

(「映画生活」より抜粋)




『リング』の鈴木光司の原作を映画化。

日本のホラー独特の雰囲気が全編に広がり、水の使い方やカメラワーク、映像の色調などが恐怖感を観る者に伝える効果があり、“怖がらせよう、怖がらせよう”といったホラー映画特有の演出があまり無かったのが逆に良かったと私は思いました(そういう演出が少ないと物足りないという方もいるかと思いますが、私はそういう物より心理的に恐怖を伝えるような作風が好きなので。)。なので怖い作品とはいえません。


水というもの「異界へ繋がる」「魂が集まる」等と言われているためか、よく日本のホラーに出てきますが、この作品での水の扱い方は上手いです。雨漏り等普段起こらないようなことから、普段良く使用する水道・・・生活の一部と化した水が“豹変”することの恐怖。水はこの作品のポイントですね。


この作品の良さは単なる怖がらせるだけのホラーでは無いところにあるかと思います。

ホラーの部分と共に親が子に注ぐ深い愛情と、親子の関係が描かれ、どこか切ないストーリーなのがこの作品の良さだと思います。あまり書くとネタバレになるので書きませんが・・・とにかく切なさ漂う作品で、奥深いストーリーになっていたと思います。


近所の人が奇怪な出来事に気づかなかったりと不審な点もありますが、おそらく現代社会に生きる人々の無関心さ等もあらわしているのかもしれません。この作品自体が社会を風刺しているかのような観があるので(主人公の境遇など)、単なるホラー作品ではなく“社会派ホラー”といえるかもしれません。


不運な過去を持つ主人公の葛藤、子供への愛情、奇怪な現象に対する恐怖などの様々な心理を丁寧にがいていたと思いますし、黒木瞳さんが娘を守る強い母親を熱演していました。黒木瞳さんははまり役でしたね。


子役の菅野莉央ちゃんの演技もなかなか良かったです。母を思う表情や恐怖を感じる表情など上手く表していました。終盤のエレベーターのシーン実にに切なかった・・。



怖いホラー映画を期待してみると物足りないかも知れません。私はこういう作品好きですね(^^)


どこか物哀しく、鑑賞後切なさが残るホラー映画です。





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仄暗い水の底から@映画生活

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コメント

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1 ■作品自体は

良かったけどね。
この作品をホラーとして
売ろうとしたCMの作りが
嫌だったなぁ~。

見終わった後、作品も「恐くなかったやん」という感想が付いたりとマイナスでしかなかったのでは?
そこがなぁ~。
悲しいお話を押し出したCMにすれば良かったのにね!

2 ■>hiropooさん

確かにCMは「怖いホラー映画ですよ~」といった作りでしたよね。


この作品は怖いというより悲しい話なのでそういった部分も入れたCMにすれば良かったですねf^_^;


そういえば…『ダークウォーター』も恐怖を前面に出したCMになってますね(^_^;)
プロフィール

るい

Author:るい
【好きな俳優】
堺雅人、堤真一(特にこの二人が好き!)、大沢たかお、織田裕二、天海祐希、深津絵里

【舞台】
劇団☆新感線に嵌まってます!
ここ最近毎月観劇。

観劇予定: 時計仕掛けのオレンジ / テンペスト / シェイプオブシングス / NODA MAP・南へ / 劇団新感線・港町純情オセロ 


【映画】
洋画、邦画、韓国、香港とジャンル問わず何でも観てます。
最近は邦画鑑賞率高いです。


【ドラマ】
踊る大捜査線のファンでNW捜査員。

SP-警視庁警備部警護課第四係-が心底好き。


【小説】
佐々木譲、今野敏、貫井徳郎、雫井脩介、横山秀雄、海堂尊を好んで読みます。


■物凄いマイペースにやっているので不定期更新です。
なるべく観たものは全て感想を書きたいなと思っていますが
書かない or かなり時間が経ってから書くこともあります。

■映画、舞台、好きな俳優、ドラマの話が多めです。
感想はあくまで私個人のものなので「あ~この人はこう感じたんだ」程度に受け止めてください。



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