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『美しき野獣』 ・・・そのとき正義は沈黙し、‘野獣’が覚醒する。

アミューズソフトエンタテインメント
美しき野獣
?
出演■クォン・サンウ、ユ・ジテ、オム・ジウォン、ソン・ビョンホ
監督■キム・ソンス


<ストーリー>
正義感あふれる若き刑事チャン・ドヨン。ある日、ドヨンが自らの手で逮捕した義弟が、出所後、ドガン組の幹部に殺され、犯人を取り逃がした彼は組織の撲滅を誓う。その一方、徹底的な仕事ぶりで知られる検事オ・ジヌもドガン組捜査チームを作り、犯人たちの行方を追っていた。やがてふたりは運命的な出会いを果たすが……。
2005年 韓国
(「映画生活 美しき野獣 」より 引用。)



 <今回は若干ネタバレしているかもしれません。一応ネタバレしないようにしていますが、スレスレのところもありますのでご注意ください。>


 韓流スターが主演の作品となると、どこか気を使ってしまうのですが…思ったままに書こうと思います。私はユ・ジテ出演のノワールという事で期待していました。春の日は過ぎ行く』等を観ても特に惹かれなかったのですが、オールドボーイ』で惹かれました(笑)こんな事少ないでしょうね(笑)


 オープニングのクォン・サンウの追跡劇、迫力はあります。スタント無しの演技だそうで彼のこの作品に対する意気込みを感じます。しかし、揺れまくりのカメラワークに酔いました。そしてこのオープニングを観てオチが大体読めてしまった…こういうオープニングは必ず伏線が敷かれているので恐らくこのオープニングも敷かれているのだろうと思っていたら的中。
  
 伏線が敷かれている作品が最近多い為、読めてしまう率が高い。もう少し捻ったオープニングにしてくれれば、すぐに作品に入り込めたのに…。そんな印象を受けたため作品になかなか入り込めませんでした。しかもチャン・ドヨン、オ・ジヌにも感情移入が出来ないまま話は進んで行く(-.-;)。

 型破りな刑事とエリート検事、クォン・サンウの作品をドラマを全くといっていい程観ない為彼の演技をしっかりみたのは初めてでした(『火山高』くらいしか観ていないんです(^^ゞ)。型破りな刑事役…う~ん、頑張っていたとは思いますがあまり合っていなかったような気がしました。それは恐らく、クォン・サンウが悪いという訳ではなく(少し浮いてる気もしたのですがね・・^_^;)脚本の甘さが原因だと思います。チャン・ドヨンという人間の描き方が甘い。彼の私生活や己の法律に従い行動する破天荒さ、心優しいく、愛に対し臆病で不器用な人間…というのは伝わります。しかしどこか物足りない。
私は感情移入するだけの魅力を感じませんでした。こんなこと言ってるのは私だけかもしれません(…勇気要ります!(笑))。泣けませんでしたし・・・(^_^;)

 ユ・ジテがビシッとスーツをきめ、感情をあまり面に出さないオ・ジヌを演じていたものの、『オールドボーイ』のウジンを越えられなかった。もう少し掘り下げて描いてくれればよかったし、チャン・ドヨンとの友情を築く過程ももう少し丁寧に、熱く描いてくれれば感情移入しすぎなくらい感情移入できたのですが…全てにおいて物足りなさを感じてしまいました。
 ストーリー、映像とも目新しさはありません。筵どこかで観たことがあるような、ベタな仕上がり。ラストは韓国映画らしくていいのですが、テーマはいいが脚本が甘いためか中途半端な気がしてしまいました。

 マフィアの描き方もそれほど恐ろしさを感じなかった。マフィアはやはり香港映画だよな~と思ってしまいました。しかしボス役ソン・ビョンホ は良かったです。渋くて影があり、恐ろしい一面を隠し持つユ・ガンジンには待っていました。
 物凄い辛口だ!と思われた方が多いと思いますが、何も悪い作品だとは思いません。良かった所もあります。

 それはラスト近くの法廷シーン。これは良かったです。法律が力によって 打ち負かされる。法律こそが正義であるオ・ジヌの痛烈な叫び・・・シーンからようやく入り込めました。こおでやっと盛り上がるんですよね。ユ・ジテの迫真の演技、不安げなオム・ジウォンの表情が良かったです。ここから二人の運命が大きく動き出すので尚更重みがありました。このシーンをもう少し速めにやってくれたらテンポがよりよくなったのかなとも思いました。

 これもラスト近く、パトカーとSWAT登場のシーン。夜の暗闇に映し出されるパトカーとその他の光のコントラストとカメラアングルがとても良かったです。静かな映像にチャン・ドヨンの心情が表され、彼が後戻りできないこと、強い信念が伝わる良いシーンでした。

 そしてラストのユ・ジテの表情・・・待ってました!この表情とても嬉しかったシーン。オ・ジヌの心境の変化と怒り、悲しみ、後悔、達成感・・・複雑な心情を表す彼の表情。見事です。

 この作品のタイトルの‘野獣’。これは恐らくチャン・ドヨンとオ・ジヌの事を指しているのだろうが、私は真の野獣はオ・ジヌだと思う。それはラストに見せるあの表情からそう感じた。彼の中では法律が正義、自身の行いこそが正義であった。しかしその正義は敗れる。そのとき彼の中で‘野獣’が覚醒したのだ。そして新たな‘正義’を産み出し野獣と化す。


 チャン・ドヨンは完全なる‘野獣’ではない、彼の行動はあまりに極端であるが人間らしいともいえる。彼は野獣を覚醒させる‘鍵’だったとも考えられる。


 監督はパク・チャヌク監督の助監督をしていたそうで、本作で監督デビュー。本作は物足りない部分が多々ありましたが、今後の活躍に注目していきたい監督です。


 因みに原題は『野獣』。なぜ「美しき」をつけたのだろう・・・原題通りでよかったのでは?。



 

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美しき野獣@映画生活




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コメント

非公開コメント

1 ■スピード?

こんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪

冒頭のオープニングからサンウの野獣ぶりが発揮されてましたよね~。しかもカーチェイスに使われていた音楽が、何気に『スピード』っぽかったですし(笑

法廷シーンでのジテの叫びも印象的ですよね。あれこそ正に野獣です。

2 ■水曜日に

見てきますね。
多分…。起きれたら!

それから、記事は
読ませていただきます!

3 ■TBありがとうございました

こんにちは♪
韓国のスターさんが出ている映画はなぜかちょっと辛口になってしまうんです・・・。
で、この映画、特に泣けませんでした。
もとより泣く気で見に行っているわけではありませんが、全般的にノレなかったんです。
サンウ君のイメチェン、ジテ氏のクールさには惚れ惚れしたんですが・・・。

4 ■>メビウスさん

『スピード』ですか!気が付きませんでした。DVDになったら気をつけてみてみますね(^_^)

法廷シーンは良かったですよね。ユ・ジテに惚れました(笑)

8 ■こんにちは☆

はじめましてこんにちは☆
TBさせていただきました。
私は期待しないで観たせいかなかなかよかったです。ユ・ジテの法廷のシーンが好きです。

9 ■>ロイさん

コメント&リンク有難うございます。
リンクの変更、お手数おかけしてすみませんm(__)m

この作品賛否両論、真っ二つですね^_^;私は楽しめる自信があったのですが駄目でした(^^ゞ

こちらこそ宜しくお願いします。

12 ■>hiropooさん

はい、かなり気を使いました(笑)韓流スターの作品は気を使います・・なんか(笑)私の真意は感じ取っていただけるかなとは思いますが、駄目ですねこれ(笑)
ユ・ジテの新作なので期待していただけに・・・

隣に座っていた人が号泣だったのに私は涙一つ流さなかったので浮きました。涙もろいので結構泣くんですがこの作品は泣けませんでしたね。初めて映画館で睡魔に教われましたし・・・(^^ゞ

14 ■>makotoさん

いや、この作品、賛否分かれていましたが「賛」の方が多かったと思いますよ。

私はちょっと・・・・な作品でしたが^^;
ユ・ジテの法廷シーンは良かったですね。ユ・ジテが出ていたから観にいったようなものなのであの見せ場は嬉しかったです(^^)

『ワイルド7』・・・聞いた事があるような・・すいませんm(__)m調べてみますね!

「美しき」は余分でしたよね。原題通りのほうが作品にあってると思いました。

15 ■思わず!

『グエムル』でお邪魔したのですが、ジテの記事に思わずコメントしたくなってしまいました。
『野獣』は、ジテの映画だと思います。
後半からラストへの、ジテがよかったなぁ。
必要以上に、サンウ君のアクションがあったので、編集して作り直してほしい。
でも、ジテとの友情のシーンなど、サンウ君もよかった。
二人のコラボが、上手くいっていたし。
韓流スター映画という前提をぬぐって作れば、もっと濃厚な映画なったと思い、残念に感じました。

『オールド・ボーイ』はもちろんですが、
私は、『春の日・・・』の、ジテも好きなんです。
同じ監督の『四月の雪』も、ジテくらいの力のある役者さんがやっていれば、
『春の日・・・』のような魅力的な映画になっただろうに・・・と残念でした。
(ファンの方、ミヤネヨ)

ジテ君の新作、『秋へ』は、すごく楽しみです。
また、感想など語り合いたいですね。
お邪魔しました。

16 ■>hoppenさん

ど~もこちらにもコメント有難う御座います!

この作品、ユ・ジテだから最後まで見ていたようなもので・・正直私は駄目でした(-_-;)

「野獣」はサンウではなくユ・ジテですよね。サンウは見た目野獣なだけで本当の野獣はジテであったとあのラストで思いました。

サンウのアクションが確かに多かったですね。ファンを意識してなのかなんなのか・・・

こういったことかあらも‘韓国映画’というよりも‘韓流映画’だったのかなと思います。
ジテは韓流ブームに苦言を呈した俳優なのでその点でもなんとも残念な作品でした。

ほんともっと濃厚な映画になる要素はあったんですけどね。


私は何故か『怪物』のパク・へイルと同じくユ・ジテは『オールドボーイ』が好きというほかの方とは違った好みがありますね(笑)普通は『春の日~』でジテが好きになると思いますからね(^^ゞ

新作とても楽しみですよね(^^)役によって全く異なる顔を見せてくれる俳優なので期待してます。

17 ■無題

こんばんわ。rainさん!
コメんトありがとうございます!

rainさんは酷評のようですね☆
期待していなかったからでしょうか。
ボク的にはすばらしい作品だと思っちゃいました♪
クォン・サンウも演技うまかったし、何をおいてもユ・ジテの最後の”フッ”って笑うシーンは何とも言えないくらい良かったです!

18 ■>あっしゅさん

・・・確かに今読み返してみると私酷評してますね^_^;一応いいところも言っているのですが・・・(笑:)


ラストのジテの笑みは流石ですよね~なんともいえない心情が上手く出ていたと思います。彼が「野獣」と化した瞬間にも見えますよね。
プロフィール

るい

Author:るい
【好きな俳優】
堺雅人、堤真一(特にこの二人が好き!)、大沢たかお、織田裕二、天海祐希、深津絵里

【舞台】
劇団☆新感線に嵌まってます!
ここ最近毎月観劇。

観劇予定: 時計仕掛けのオレンジ / テンペスト / シェイプオブシングス / NODA MAP・南へ / 劇団新感線・港町純情オセロ 


【映画】
洋画、邦画、韓国、香港とジャンル問わず何でも観てます。
最近は邦画鑑賞率高いです。


【ドラマ】
踊る大捜査線のファンでNW捜査員。

SP-警視庁警備部警護課第四係-が心底好き。


【小説】
佐々木譲、今野敏、貫井徳郎、雫井脩介、横山秀雄、海堂尊を好んで読みます。


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■映画、舞台、好きな俳優、ドラマの話が多めです。
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