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『県庁の星』  ノンキャリアの星が今度はエリートに!織田裕二主演最新作☆

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東宝 
県庁の星 スタンダード・エディション   


出演■織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之助、ベンガル、和田聰広、井川比佐志、石坂浩二 他・・・
監督■西谷弘



<ストーリー>

K県庁のエリート公務員・野村は、200億円をかけたプロジェクトを踏み台にキャリアの躍進を狙っている。プロジェクトに必要な「県と民間の交流」をクリアするため、半年間の研修に借り出された野村は、三流スーパー「満天堂」に派遣されることに。パート従業員の二宮が野村の教育係になるが、役所のスキルを押し通そうとする野村は、スーパーの現場に馴染めない・・・


2005年 日本


(「映画生活」より 抜粋・引用)





<ややネタバレ気味です。と言っても予告編で出ている情報程度なので未見の方でも大丈夫かとは思いますが、読むのは鑑賞後の方がいいかもしれません。>



 心底『踊る大捜査線』が好きな私。青島俊作は私のヒーロー!!と言っても過言ではありません (オーバーですが(笑))。=織田裕二という俳優も好きなわけですが、彼の出演する映画は期待通りなものがあまりなかった・・・『ホワイトアウト』しかり『T・R・Y』しかり。



 しかし、織田裕二主演最新作!と聞けば期待せずに入られません。本作も製作決定時からかなり楽しみにしていました。なので久しぶりに公開初日に観に行きました。期待と不安を抱いて・・・・。



 織田裕二といえば『踊る大捜査線』の青島俊作。織田さんはこういう風にいわれるのは嫌でしょうが、やっぱり青島が浮かぶんですよね。ノンキャリアの熱血刑事が今度は県庁エリート職員!キャリアを演じるわけです。織田さんってシリアスものよりもコミカルなキャラの方が合ってると思うので今回の役柄にどう挑んでいるのかが気になりました。



 出世が全てのマニュアル人間・・・そんな主人公野村は自身の出世をかけ民間への研修へと向かうがその研修さきであるスーパーは閑散としていて、働いている人たちも野村とは正反対、双方が別世界の人間として映る野村が初めてスーパーに行くシーンですが、このシーンで官と民の距離や野村という人間が良く分かります。自分がこの時の野村だったら同じ気持ちを少なからず抱く気もする・・・抱いて当然でしょう。多少なり分かるとやけにこのシーンが面白く感じます。ここで映画館には観客の笑い声が響く・・掴みはOK。


 エリート県庁さんは全てがはじめてで別世界に放り出されたかのように浮きまくる。マニュアルのないこの世界ではマニュアル人間にはかなり辛い、野村がマニュアルはないのかと二ノ宮に尋ねるシーンはなんとも滑稽で、二ノ宮の返答にサービス業の経験がある方は「そうそう」と頷くはず。


 この作品は「県庁」とタイトルには付いていますがほとんどスーパーが舞台。サービス業の経験がある人は結構自身の経験や感じたことが重なる部分があるかと思います。おばあさんが枕を持ってくるシーンは「あるある」と自身の経験に重ねて観ていました。こういうお客さん、本当にいるんですよね(笑)お客様にはかわりないので、劇中の二ノ宮の対処法の通りにするしかないんですよね。サービス業はお客様のニーズに的確に応えなければならないわけで、それは全てのお客様に提供すべきなのです。なのでこの作品の二ノ宮の台詞や行動はリアルで共感する部分がありました。


 しかし・・・野村はそんなことは分からないので二ノ宮をはじめスーパーの従業員と対立するわけです。店長の考えで野村が惣菜部門に回され、そこで起こる話しは面白いです。ここでいかに民間意識というものが分かっていないかを思い知らされるのですが、その過程が実にコミカルで御得意の書類作りやプレゼンをスーパーで繰り広げるのがまた滑稽(笑)


 そして惣菜部門にいる従業員たちのキャラがまた良いんです。外国人三人が良い味出してます。日本語が分からないという設定のアショカ役のモハメッドさんは実は日本語ペラペラだそうで、分からないフリをするのが大変だったとか。パンフレットにある三人の話しはなかなか面白いので一読をお勧めします。



 ストーリーはコメディーを交えつつ、シリアスな部分もあるし、ヒューマンドラマ、ラブストーリーと様々な要素があり、下手すれば話しが散漫してしまうところをテンポがいいためか気にならずまとまっていたと思います。この作品のテーマは「意識改革」といえ、目の前の困難から逃げるな!勇気を出して立ち向かえ!そうすれば必ず道は開け新たな自分が、新たな未来が切り開かれますよ・・・と分かりやすく教えてくれている。一歩踏み出せない人や迷いがある人の背中を優しく押してくる、そんな作品だと思います。

 

 そういったメッセージとともにいまの行政のあり方を問うている部分もあります。劇中に登場する箱もの行政プロジェクト・・・私の地元と似ているなと(笑)地元にも箱もの行政の産物があるのですが、ほんと税金の無駄遣いだなとそれを観るたびに思います。地域の人が求めているものは作らずに無駄な物を作る。

 

 何処でもこういったことはあると思います。野村のような人が多くなれば変わるのか。というとそうとはいえない。この作品は理想の部分が多く描かれていると思いきや理想と現実共に描かれている。つまり簡単に大きな組織を変えることは出来ないけれども小さな改革、個人個人の意識の改革から大きな改革がうまれるのだとの願いと希望が描かれていると思いました。


 

 ただ、スーパーや県庁の体質、悪い部分が描かれた社会派作品を期待してみると少々物足りなさを感じるかと思います。確かにそういった部分がもっと深く描かれていれば良かったかなとも思うし、映画というよりはドラマに近い作品です。しかしこの作品にそこまで深いものを求めるべきではなくエンターテイメント作品として観るべきでしょう。老若男女、誰でも楽しめる分かりやすい作品なのがいいところだと思うので。



 主演の織田裕二は38歳だということを感じさせない若々しさがありやはりカッコ良かった。演技も結構自然体で、上手いなと思ったのは後半のシーンで辞儀をし、顔をあげた時涙目になっていたところ。このシーンは野村の心境が伺え、俳優織田裕二のこだわりを感じました。こだわりといえば衣装にも色々とこだわりがあったようで、野村の心境の変化の過程をスーツ、ネクタイ、ハンカチなどにも投影させたようです。



 しかし・・織田さんって挫折が似合う男ですよね(笑)劇中で野村がはじめて大きな挫折を味わうシーンがあるのですが、実に似合う。これでこそ織田裕二だ!と思ってしまいました。というのも順風満帆な役よりも這い上がる役のほうが合うんですよね。ドラマ『お金がない!』を思い出すこのシーンは結構好きです。



 柴咲コウさんは強いスーパーのパート職員を好演。一見強そうで実は弱い部分がある二宮に嵌っていました。野村と対立を繰り返していた彼女が次第に野村によって代わっていく姿を上手く演じていました。美人なためスクリーン映えしますね。原作では二ノ宮は40歳という設定のようです。



 二人のほかにも抜けてる店長、惣菜部の主婦達など個性的なキャラクターが脇を固め、コミカルな要素を一層強めています。



 この作品、賛否両論でしょう。ドラマっぽいのは監督がドラマを数多く手掛け、この作品が初監督というのもあるかもしれませんが、先述のように気軽に見ればいいんです。軽快な音楽のように。



 最後に・・「私をマーケティングにつれてって!」 映画をご覧になった方はこの意味が分かるかと(笑)





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県庁の星@映画生活




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コメント

非公開コメント

1 ■パリパリが好まれる

 TBありがとうございますm(_ _)m

 弁当チームに弁当の企画書をちゃんと
それぞれの国の言葉でタイプするあたり
は、県庁さんらしいやり方ですよねw

 映画にしては、確かに少し物足りない
感じもありますが、出演者たちの演技と
総合すると満足出来るモノでした♪

2 ■こんにちわ。

せっかくお気に入りに加えてもらったのに、いきなり長期休暇申し訳ありませんでした。今月より当ブログも、ぼちぼち復活予定なので、宜しくお願いします。この映画見に行かれたのですね。僕も見たいのでこのブログをみてますます生きたくなると同時に、あ、見なきゃよかったとも思いました。だって今から見に行こうと思ってるのに。。ぐすん、自爆です。

3 ■>たましょくさん

弁当チームの多言語企画書・・このシーンで劇場は大勢の笑い声が響いてました。野村の性格が出ていて面白いでしょね(^_^)

ドラマっぽいので賛否分かれそうですが私も満足できるものになっていたかなと思います。

6 ■無題

お久しぶりです、私も先日観てきまして記事にしてみました。


色々テーマが入ってますが、織田裕二と柴咲コウといういいキャストがしっかりと締めてくれてましたね。まあいい作品でしたね。




私は柴咲コウとマーケティングに行きたいですけど(笑)。

10 ■>ルーピーQさん

確かにドラマでもいけますね。連続ドラマならば野村のスーパーと県庁での日々がより詳しく書くことが出来ますしね(^_^)

織田さん若いですよね~あの若さならまだ青島が出来るな・・と思ってしまいました(笑)

11 ■TRB&コメントありがとうございます♪

rainさま♪おじゃましますヽ^0^ /
》「私をマーケティングにつれてって!」 
私も同じくっっ!!です~( ̄ー ̄)ニヤリ
メガネな織田さん、キャリアなのに途中から凹んじゃう織田さん、
久しぶりに動く織田さんを見れただけでもうれしかったです。
シリアス多めかなぁ~?って思ってたんですが、そうでもなく・・・
いつもの織田さんムービーで安心した私です。^^;
(最後に:室井さんも良いけど、やっぱり青島君も好きです~♪)
こちらからもTRBさせていただきます♪

12 ■>soratukiさん

ですよね!マーケティングにつれてってほしいですよね(笑)

めがね姿の織田さんは新鮮でした♪シリアスあり、笑いあり、感動ありでやや踊るの雰囲気がありましたね~


室井さんもいいけれど、やはり青島ですよね~♪そろそろ青島に会いたいですね!

13 ■こんにちは!

いつもありがとうございます!
織田裕二といえば踊る、これは仕方ないですよね。
でも今作では、エリート役、合っていましたね。
てかやっぱり、熱い役が似合うかなぁ。

14 ■>猫姫さん

こちらこそいつも有難う御座います!!

そうですね~織田裕二は踊るのイメージが強いですものね。
しかし今回の役柄も嵌っていましたよね。結構好きです(^_^)
プロフィール

るい

Author:るい
【好きな俳優】
堺雅人、堤真一(特にこの二人が好き!)、大沢たかお、織田裕二、天海祐希、深津絵里

【舞台】
劇団☆新感線に嵌まってます!
ここ最近毎月観劇。

観劇予定: 時計仕掛けのオレンジ / テンペスト / シェイプオブシングス / NODA MAP・南へ / 劇団新感線・港町純情オセロ 


【映画】
洋画、邦画、韓国、香港とジャンル問わず何でも観てます。
最近は邦画鑑賞率高いです。


【ドラマ】
踊る大捜査線のファンでNW捜査員。

SP-警視庁警備部警護課第四係-が心底好き。


【小説】
佐々木譲、今野敏、貫井徳郎、雫井脩介、横山秀雄、海堂尊を好んで読みます。


■物凄いマイペースにやっているので不定期更新です。
なるべく観たものは全て感想を書きたいなと思っていますが
書かない or かなり時間が経ってから書くこともあります。

■映画、舞台、好きな俳優、ドラマの話が多めです。
感想はあくまで私個人のものなので「あ~この人はこう感じたんだ」程度に受け止めてください。



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