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『日本沈没』   迫り来る‘日本最期の時’。

出演■草薙剛、柴崎コウ、及川光博、大地真央、豊川悦司、榎本明、國村隼、石坂浩二 他・・・

監督■樋口真嗣







<ストーリー>

 日本各地で大規模な地震が頻発する中、潜水艇《わだつみ6500》のパイロットの小野寺は、同僚の結城と共に地球科学博士・田所の指揮の下、深海調査に参加。その結果、大地震と噴火活動によって日本が1年以内に沈没するという驚愕の事実を知る。総理大臣・山本は諸外国に日本国民の受け入れを要請し、危機管理担当大臣の鷹森は日本を救う方法を求めて田所を訪ねる。そんな中、小野寺は被災現場でハイパーレスキュー隊員の玲子と出会い、お互いに心引かれるのだった…。


2006年  日本

(「映画生活 日本沈没(Gaga) 」より 引用。)





 『日本沈没』を観る前に、『花田少年史』の予告で不覚にも涙(笑)。まだ泣くのは早いでしょと突っ込みを入れられていると本編が始まる・・・


 作家、小松左京のベストセラー小説を映画化し1973年に公開した『日本沈没』のリメイク。

 私は『日本沈没』の名前だけ聞いたことがあるというだけで旧作を観たことがありません。旧作のままのストーリーでリメイクされるのかと思っていました。しかし本作は全く異なるストーリーであり、旧作を鑑賞された方はその点でも厳しい評価をされている方がYahoo!や映画生活のレビューを見たかぎりでは多いです。私は旧作未鑑賞にして原作未読、予備知識ゼロで観たことが逆に良く、作品を観ることが出来ました。


 樋口真嗣監督作品・・・そう聞いて、監督の前作『ローレライ 』が感想を一言で言うと「ん?・・(-_-;)」というまぁあまり私の中では良くない評価だったので、そのイメージが強く、本作もまた『ローレライ』のような評価になる様な気がしていました。なので全く期待せずに観にいったわけです(監督すいません^^;)。


 災害現場のシーンから始まり、炎の中で運命的な出会いをする主人公・小野寺とハイパーレスキューの怜子、そして美咲。このシーンは倒壊した家や瓦礫、大規模な火災などの描写がリアルで恐ろしいと思ったのですが、その後の玲子の登場シーンで少し興ざめしてしまいました(無理がある・・)。しかし冒頭に災害現場のシーンを持ってくるのはいいと思います。これからこのシーン以上のことが起こるであろうという恐怖感と、どうなるのだろうという興味はわきました。


 タイトルが出るタイミングもよかったです。あのタイトルにまとわり付くかのような謎の物体、バクテリアだったのか~とその後の田所教授(豊川悦司)の説明で分かりました。タイトルバックのデザイン、凝ってますね。


 ストーリーは早くに日本が沈没するという事がわかるのもあり、比較的テンポよく進みます。ただテンポよく進むと共に話しが強引だったり、詰め込みすぎな感が否めない。また玲子(柴崎コウ)がハイパーレスキュー隊員という設定に鑑賞前から違和感ありましたが、その他にも多々突っ込みが。一番気になったのがあの状況でよく小野寺は玲子や教授、美咲達の居場所がわかったな~、移動できたな・・・と思いましたね。交通手段も遮断されているだろうし。あと、小野寺の実家・会津だけ何故無事?。など気になりだしたらきりがありません。


 ということで・・・この作品はもう、割り切って観る。そうすると作品に入り込めるし、楽しめるといったらストーリーからすると語弊があると思いますので‘観られる’作品だと思います。私は監督の前作『ローレライ』よりは『日本沈没』のほうが好きです。


 ハリウッドによくこの手の作品(『ディープインパクト』『アルマゲドン』『デイ・アフター・トゥモロー』『ザ・コア』など・・)はありますが、本作は日本が舞台であり、見慣れた(というかよく行くところ)街並みが大地震、津波に飲み込まれ崩壊し、火山灰があ降る積もるという映像にハリウッドのパニック映画を観るのとは違い恐ろしくなりました。「もしあの場に自分がいたら、どうしょう。どうなるのだろう」「いつかこのような日が来るのでは・・」という気持ちにさせられました。

  特に三菱重工のビルと渋谷109崩壊の描写・・・。


 現に地球温暖化が進み、異常気象によって大雨が続き被害が出ている状況であるし、日本は地震がもっとも多い国。天災に限らず今の時代はテロの脅威もあるわけで、そういったことを考えて本作の災害発生シーンを観ると怖いものがありました。


 なので『ローレライ』のときに気になったCG(何が気になったのかは『ローレライ』の記事に書いていますが、意図的に行なっていると思われる‘実写とCGが合っていないシーン’がはじめて監督の作品を観たこともあって、私は受け入れることが出来なかったのです。)ですが本作ではあまり気になりませんでした。先述のように迫力があったと思います。


 ストーリー展開、結末はあらすじの「小野寺が潜水艇パイロット」という時点である程度予測できるのですが、その通りでした。後半は『アルマゲドン』です。CMでもよくながれている小野寺と玲子が抱き合うシーン。このシーンの映し方まで似ていました・・・あのヘリをバックにする映し方は『アルマゲドン』に限らずハリウッド作品によく出てきますがね。

 私、ヘリがスローで映るシーンは好きなので、この小野寺と玲子のシーンは好きです。かなり泣いたシーンですから((^^ゞ笑)


 前作『ローレライ』は‘ナショナリズムを問う’というテーマ性を強く感じましたが、本作は‘自分の命よりも大切なものは何か、守る為にどう行動するか’等の「‘心’と‘行動’」・・・といったものに重きを置いていた気がします。監督の作品に共通すると思ったのが奇跡・希望。監督作品には必ず出てくるのです。『ローレライ』のラストシーンがまさにそうで、あのラストは好きです。そして本作でもやはり奇跡と希望は出てきます。その奇跡が『アルマゲドン』を彷彿させたので。これ以上書くとネタバレになるので控えますが・・・(^^ゞ


 監督作品に共通といえば出演者、『ローレライ』に出演していたピエール瀧との原作者・福井晴敏氏が出演。他にも監督とゆかりのある方々がカメオ出演。旧作出演者まで登場させるなど監督は色々と仕込んでます。エンドロールを観て「え!?安野モヨコ!?」と驚きました。名前を知っていても顔がわからないので全く気付きませんでした・・・しかも夫婦でご出演(夫・庵野秀明氏)。カメオ出演者を探すという別の観方が出来ますね。


 

 また本作は音楽が良いと思います。冒頭のシーンで「お、音楽がいいな~」と思っていたらそれもそのはず、音楽はあの傑作『殺人の追憶 』。そして私が嵌りに嵌った竹野内豊主演のドラマ『間の証明』の音楽を手掛けた岩代太郎氏。やはりこの人の音楽はいいです。どんな音楽にすれば作品が、登場人物の心理が引き立つかが分かっている方だなと思います。


 

 樋口版『日本沈没』は評価が真っ二つに分かれそうな気がします。私自身賛否両論です。先述の通り‘割り切って観ればOK’な作品であると思うので、これからご覧になる方で楽しみたいという方・・・割り切りましょう(笑)私はなんだかんだ言いながらも泣きました。





<参考・関連>

日本沈没 Wikipedia (旧作について詳しく書かれています。)




日本沈没@映画生活

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コメント

非公開コメント

1 ■それぞれの楽しみ方

 私は特撮を見に行ったので、もう少し見せて欲しかったんだけど、おおむね満足でした(笑)
脚本と演技については言及しないことに・・・(笑)

 何よりも、ここ数年大きな地震が多い日本で、よくこの企画が通ったなぁって思ったことです。
もしも、撮影中、もしくは封切り前の完成した時点で大きな地震が起きたら、どうしたんでしょうね(^^; やっぱ「お蔵入り」になったと思うんですが・・・

2 ■TBありがとうございました(^^)

こんにちは!
私は、満足できた方ですが、結構辛口レビューも多いみたいですね。
そういえば、ツッコミどころも沢山、ありましたね~!なのに、観てる時は、全然気になりませんでした(汗)
カメオ出演の方を捜すのも、違う楽しみとなる作品でしたね♪安野さんは、未だ、どこに出ていたのか・・・判りません。
主題歌が流れたシーンは、私も泣けました・・・!

3 ■こんにちは♪

rainさん いつもTBとコメント頂き感謝です!

割り切って観れば、特撮やCGもなかなかでしたから、ストーリーの矛盾は気にならなくなるかもしれませんねぇ。

カメオ出演者。。。私、初級編の丹波さんも分からなかったので、美咲のお母さん役だった木村多江も、その時の看護士が前田愛だったことも、全く分からなかったですf´~`;

玲子が震災孤児だと小野寺に話すシーンには、ホロッとしてしまいました~。
TBお返しさせてくださいね(^▽^)/~∴*。゜

4 ■無題

rainさん、はじめまして。TB有難うございます。割り切って見るという意見に是非賛同したい映画でした。いつも、映画に入り込んじゃう性格なのですが、残念ながら、そうはならなかったです。あまり、ハリウッド映画を見ないので知らなかったのですが、『アルマゲドン』に似ていたのですか。機会があったら、見てみます。ちなみに特別出演(?)の丹波哲郎氏は旧『日本沈没』映画版で首相役で出演していました。

5 ■>しんちゃんさん

特撮の面では前作「ローレライ」より良かったと思いました。技術の進歩?と前作での経験を活かしたのでしょう。災害発生の描写は怖かったです。

確かに…地震等が起きたらお蔵入りになったでしょうね(^^ゞ

10 ■こんばんは!

なんかまっぷたつじゃなくって、9割方辛口のようですね。
あたしは今年1番の泣き、でした。
この監督は、無条件に好きです。

11 ■>hiropoo さん

お久しぶりぶりです(笑)ずっと更新していなかったので最近ややペースを上げて更新しております(^^ゞ


「ローライ」は私も駄目でしたが「日本沈没」のほうが良かったかなと思いました。・・・旧作を観ていないことが良かったのかもしれません^^;

旧作はすごく評価高いですよね。これを機に観てみたいと思ってます。

12 ■>猫姫さん

いつも有難う御座います!

う~ん・・・確かに辛口レビューの方が9割りがた多いですね^^;
突っ込み所が多々あれど、私は受け入れることが出来ました。
私も泣きましたよ(^^)・・・突っ込みいれながらですが(笑)

13 ■おひさしぶりでっす!(^^)!

rainさま♪トラバ&コメントありがとうございます♪
賛否両論ですねぇ~^^; 私は良い方7割でした。
否定の3割は、ちょっと緊張感が足りなかったカナ?
ということと、恋愛部分の違和感、そしてラストが・・・
(1973年版見ちゃってたのでー)前作の方がスキだったりします。
とはいえ、お気に入りの一本なのには変わりなかったりします。
こちらからもTRBさせていただきます♪

14 ■無題

昔のほうがすきでした

あの時代のつたない映像のほうが
よりリアリティがあるんですよね

15 ■>soratuki さん

良い7割、悪い3割には同感です。私は旧作を観ていないのもあり、この作品、結構楽しめましたが突っ込み所がありすぎでしたね(-_-;)

旧作、評判良いですよね。やはり今度観てみようかと思います。ただ今貸し出し中になってるところが多いんですよね^^;

16 ■>bluenote7777 さん

やはり旧作と比べるとかなり駄目なようですね・・・^^;私は旧作未見なことが逆に良かったのかもしれません。

17 ■ありえない、とおもいながらも。

観ました。ありえない設定満載で・・・。それを受け入れるなら楽しめるかも。映像は面白いです。理工系男子なら大喜びですね。

18 ■本作のほうが

こんにちは。
トラックバックありがとうございます。

>私は監督の前作『ローレライ』よりは『日本沈没』のほうが好きです。

同じ意見です。始めに映像ありきの面は監督の面目躍如でしょうね。改変した部分は原作のキモを失った面でもあって、ちょっと残念です(^^ゞ

19 ■>coca4083 さん

初めまして(^^)

確かにありえない事がおおかったのですが、映画というものはありえない事も許される・・・と思うので、私はこの作品楽しめました。

映像は迫力に欠けるといった意見が多いようですが、私は迫力があったと思います。結構怖かったので。

20 ■>でんでんさん

コメント有難う御座います。でんでんさんのブログにコメントしたのですが、エラー(?)が出てしまいコメントすることが出来ませんでしたm(__)m

でんでんさんも『ローレライ』より『日本沈没』派ですか。『ローライ』、終盤が好きなのですが、私はローレライシステムを受け入れることが出来なかったので・・^^;

改変した部分は沢山あったようですね。私は旧作(映画・ドラマ)未見ですがラストが全く異なるそうですね。その点で結構評価が割れているのかなと色々な方のレビューを拝見して思いました。
プロフィール

るい

Author:るい
【好きな俳優】
堺雅人、堤真一(特にこの二人が好き!)、大沢たかお、織田裕二、天海祐希、深津絵里

【舞台】
劇団☆新感線に嵌まってます!
ここ最近毎月観劇。

観劇予定: 時計仕掛けのオレンジ / テンペスト / シェイプオブシングス / NODA MAP・南へ / 劇団新感線・港町純情オセロ 


【映画】
洋画、邦画、韓国、香港とジャンル問わず何でも観てます。
最近は邦画鑑賞率高いです。


【ドラマ】
踊る大捜査線のファンでNW捜査員。

SP-警視庁警備部警護課第四係-が心底好き。


【小説】
佐々木譲、今野敏、貫井徳郎、雫井脩介、横山秀雄、海堂尊を好んで読みます。


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